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高齢になるほど薬が増えがち、多剤服用には注意が必要

薬

高齢になるにつれ薬の量が増えていく

75歳以上の高齢者の増加に伴い、高齢者に対する薬物療法の需要はますます高まっています。

高齢になるにつれ病院に行く頻度が増え、処方される薬が増えてしまった。そんな高齢者も少なくありません。しかし、どんな薬にも副作用はつきものです。

では、なぜ高齢者の薬の服用には注意が必要なのでしょう。

高齢になると、肝臓や腎臓の機能が低下するため薬が効きすぎてしまうこともあります。

さらに、複数の併存疾患をそれぞれ治療する場合、投与された薬剤同士で薬物相互作用が起こりやすく、有害事象が問題となりやすいのです。

日本の高齢者が薬を処方されすぎるという事情も薬による有害事象が多い理由のようです。

以下の図は、全国の保険薬局における処方調査の結果ですが、75歳以上の約1/4が7種類以上、4割が5種類以上の薬剤を処方されています

併存疾患(合併症)の増加と同時に、複数の診療科や医療機関の受診により、処方薬の全体が把握されない問題があります。

また、重複処方も関係するため、ポリファーマシー(多くの薬を服用することにより副作用など有害事象を起こすこと)を解消するには、医療関係者間の連携や患者自身や、そのご家族も病気や治療法などについて知ることが大切です。

図

高齢者の服薬に関する研究や専門的知見はほとんど進んでいないのが現状で、病気を治すはずの薬が、かえって健康を危険に晒す可能性もあります。

薬の飲み過ぎにも注意が必要ですが、かといって、機械的に薬剤を減らすことはかえって罹病疾患を悪化させるという報告もあります。

薬物療法の効果を判定するうえでは、日常生活の変化などの情報を踏まえ、薬剤の変更や代替薬について検討を行うことが有効とされています。

最後に、「症状が軽くなった」「効果が感じられない」と自己判断で薬の服用をやめたりしないよう注意が必要です。病状が悪化し危険な場合があります。

服用中の薬に不安のある方は、医師・薬剤師に相談してください。

以下は、薬剤師による「高齢者の薬」に関する記事です。お薬を服用されている方は、ぜひ参考になさってください。

薬に関する記事

参照:高齢者の 医薬品適正使用の指針 – 厚生労働省
高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト」(日本老年医学会、2005)
  

(グッドライフシニア編集部 松尾)


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